PowerCompassツールにより、お求めの条件に一致する電源製品を短時間で選定し、複数のレールの設定、高レベルの解析、カスタムリファレンス設計ファイルの生成を行うことが可能となります。 PowerCompass™マルチレール設定ツールはウェブアプリとしてのみ利用可能ですが、ウェブアプリを使用してオフラインで作業することも可能です。
1. 要件定義
システムの入力と出力の要件を定義します。 ゼロからシステムを構築することも、一般的なFPGAプラットフォームをカバーする300以上のテンプレートから選択することも可能です。
2. 製品選択
レールを特定したら、シングル出力デバイスと2つ以上の出力を提供するデュアルデバイスを含め、推奨される製品はクリックするだけで表示されます。
3. 製品の比較と選定
このアプリは、指定出力範囲での効率データを参照し、システムコストと、システム効率、消費電力、ジャンクション温度を示すグラフを表示します。
4. リファレンス設計の取得
回路図に対応した製品の場合、カスタマイズされたリファレンス設計ファイルの生成により、部品表(BOM)と、関連ブロックをすべて接続したベース回路図セットを取得できます。
他社相当品検索(Power Cross Reference)(電源製品)ツールは、各種パラメータを入力して、他社の電源製品と同等のルネサス製品を探す際にお役立ていただけます。個別のWebアプリとして使用可能です。
Start your design from a template, FPGA Power Estimator file, saved project or from scratch.
システムのゼロからの構築、FPGAベンダー(Xilinx、Altera)の消費電力ツールが生成したファイルのインポートもできますし、ルネサスMCU製品群をはじめ、Xilinx、Altera、Lattice、Microsemi/Actelなどの一般的FPGAプラットフォームをカバーする300以上のテンプレートからの選択も可能です。
これらのテンプレートにより、最も一般的なレール構成が表示され、設計を開始するのに役立ちます。 パラメータはどれも、実際の設計に合わせて必要に応じ変更できます。
新規テンプレートの追加をご希望の場合は、お気軽にお問い合わせください。
保存済のプロジェクトを開くことも可能です。
Altera消費電力見積もりツールが生成したファイルは、複数のワークシートがある大きなXLSファイルとして生成され、一部の古いブラウザでは処理が非常に遅くなることがあります。 読み込みに時間がかかる場合は、処理を高速化するためにファイルをCSV形式で保存してください。
1. Excelで、消費電力見積もりツールが生成したファイルを開きます。
2. [レポート]タブを選択して、アクティブにします。
3. [ファイル(File)]メニューの[名前を付けて保存(Save As)]を選択し、ドロップダウンメニューからファイルの種類として[CSV(カンマ区切り)]を選択します。 プロンプトが表示されたら[アクティブシートを保存(Save Active Sheet)]を選択します。
システムの入力および出力レールの仕様、現在の要件、シーケンス処理などを入力して、システムの完全なパワーマップを構成します。
[ブロック図]ビューを使用してレール要件を指定することもできます。 テーブルビューとダイアグラムビューは切り替えることができます。 どちらのインターフェースで変更しても、もう一方のインターフェースは自動的に更新されます。
[比較と選択]画面では、システム効率と電力損失をモデル化したグラフがページの上部に表示され、システムの推定コスト(1k価格に基づく)が出力テーブルの下部に表示されます。 前のステップで出力に複数の部品を選択した場合は、部品を切り替えることができるドロップダウンメニューが表示されます。 部品を選択すると、これらのサマリーグラフとコストが動的に更新されます。
システムに最適なデバイスを選択したら、カスタマイズされたリファレンス設計ファイルを生成して、BOMと関連するすべてのブロックが接続された基本回路図のセットを取得できます。 次のアイコンで示されるものには、回路図対応の製品のみが組み込まれます。
ファイルの生成時には、画面にアニメーションが表示されます。 完了すると、ファイルがWebページに表示され、MyRenesasアカウントに登録されている電子メールアドレス宛てに送信されます。 このメールには、制限時間内にファイルをダウンロードできるリンクも含まれています。
プロジェクトを保存してから、そのプロジェクトを編集、コピー、または削除ができます。 プロジェクトを別のユーザーに送信することもできます。
完成したプロジェクトは、リファレンス設計が生成されたプロジェクトです。 進行中のプロジェクトにはリファレンス設計がありません。
注: 保存したプロジェクトのリストを表示するには、サインインする必要があります。
注: リファレンス設計が生成されると、プロジェクトは編集できなくなります。 プロジェクトをコピーし、コピーしたバージョンを編集する必要があります。
プロジェクトは別のユーザーに(または自分にも)送信できます。 生成されたリファレンス設計を含め、すべての選択が保存されます。
ユーザーがプロジェクトを送信すると、保存せずに詳細を確認できます。 プロジェクトを後で使用できるように保持する場合は、独自のプロジェクトリストに保存する必要があります。
オフラインで多くのタスクを実行し、オンラインに戻ったときにプロジェクトを同期することができます。
注: オフラインアクセスは最新のChromeとFirefox上でのみでサポートされます。
次のアクティビティは、オフラインモードでは使用できません。